konpe's 夜の仕事記

民間セクター開発、BoP、Clean Tech

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

MITメディアラボ

今回の留学中、ビジネススクールとならんでもう1つの活動の場となるのがメディアラボ。

MBAの授業でストラテジーだのマーケティングだの初歩から学ぶというのは、今更感もあり、正直わくわくしない。一方メディアラボは、 その研究内容も組織運営も、興味関心のど真ん中にある。(現実的に使える時間はともかく)意識の上では、こちらの比重がそうとう高い。

大学でコンピュータサイエンスをやっていた頃、MITメディアラボといえば、Xerox PARCと並んで「未来を創ってきた」研究所として、僕らにとっては聖地だった。

photo11.JPG

初代所長のニコラス・ネグロポンテ氏は、70年代末にはやくも「デジタル技術で映像、出版、コンピュータが重なり合い、 1つの産業に向かう」と予見し、コンピュータと芸術・表現にまたがる新しい研究分野を開拓する目的でメディアラボを設立した。

ここで研究されてきた技術は、ナノテク、量子コンピュータ、人工知能からオモチャ、楽器まで幅広く、三次元ホログラムやレゴ・ マインドストーム、電子ペーパーなど、数々の発明品を生み出してきた。「マルチメディア」、「ウェアラブル」、「ユビキタス」 といったコンセプトもここで生まれた。

 

この憧れの地に、思いがけず参画できることになった。

メディアラボには、研究資金のすべてを企業スポンサーが担って共同研究し、産学連携のモデルを示してきたというもう1つの顔がある。 日本からは松下、NEC、NTT、ソニー、東芝、日立、ホンダ、キヤノン、等々名を連ねる中で、CSKグループが一大スポンサーになっている。 故・大川功名誉会長がネグロポンテ氏のビジョンに賛同して、「情報社会の創造を先導するのはこどもたちだ」と、こども・デジタル・ 未来の教育について研究するために30億円の私財を寄付したのが始まりだとのこと。

そんなCSKさんと縁あって、アドバイザーとして留学期間中、 ラボの研究成果をCSKグループの事業に活かすお手伝いをすることになった。例によって、 同じMITでもビジネススクールとメディアラボのつながりは案外強くない。橋渡しをしながらラボを広く見渡して、良い仕事ができればと思う。

また個人的にも、メディアラボを通じて考えたいお題はいくつもある。大学にいた頃に比べて、 メディアラボの華々しい評判を聞くことはすくなくなったように思う。これまで示してきた未来がすべて現実になった今、 次のビジョンを示しきれているのかという指摘もある。どれをとっても興味深い研究テーマが並ぶ中、 ラボの教授や学生たちは、どんな未来像を描いているのだろう。

また、もう1つの「聖地」Xerox PARCでは、今日のコンピュータの基礎になるような多くの研究成果を上げたにもかかわらず、 ゼロックス自身がそれらを世に出すことはなかった。スティーブ・ ジョブズがPARC見学からヒントを得てMacをつくったというエピソードも有名だ。ゼロックスの失敗は何だったのか? それに照らすと、 (流行りのMOTの議論では)研究成果を事業に活かしきれていないといわれる、名だたる日本のメーカーは?  そんな各社がスポンサーしているメディアラボは?

さて、どんな発見があるだろうか・・・。

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

CSKって、証券会社やら資産運用会社やら、いろいろ手がけてるみたいやねえ。儲かるのかねえ。。

Maki Maki | URL | 2005-07-16(Sat)00:18 [編集]


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。