konpe's 夜の仕事記

民間セクター開発、BoP、Clean Tech

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RoboOne@MIT

今日は最近、実働を開始したプロジェクトの1つをご紹介。

去年から色々物色しつつ、なかなか身のある活動になっていなかったロボット関係。こんな着地点を見出して動いています。

こんどの年明けの開催を目指して、今回の日本滞在中は協力者集め、スポンサー集めの先発営業にあちこち回りました。まだまだ、 協力者大募集中です。関心のある方、支援してあげてもいいよ、という方、konpe at mit.eduまでご一報下さい。

以下、日本語版企画書より抜粋:

* * *

Robo・One workshopは、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の学生向けに小型・ 二足歩行ロボットの設計、組立て、動作制御について約1ヶ月間の集中授業を行い、 授業最終日には学生チームが作成したロボット同士の格闘技戦を開催することで、ロボットの楽しさを広く知ってもらい、 MITのロボット研究者の横のつながりを強めることを目指します。

背景・目的

近年のロボット技術は産業用途にとどまらず、家庭、娯楽、サービス用途に向けても実用化が進みつつあります。人型・ 二足歩行技術重視の日本と異なり、アメリカでは医療や軍事などの分野で、豊富な国家予算をバックにロボット開発が行われています。

産学連携が進んだアメリカでは数多くの企業や国が大学に資金提供し、個別の研究プロジェクトのみでなく、研究グループ間の競争や、 研究者予備軍の呼び込みのための各種ロボット競技への参戦を支援しています。たとえば、 アメリカ国防総省が主催する無人ロボットカーレースGrand Challengeでは、 2005年にスタンフォード大学が初の全コース走破を遂げました。また、 毎年行われるロボットのサッカー大会Robo-Cupでは毎年コーネル大学やカーネギーメロン大学などが強豪チームとして参加しています。 これらの競技を通じてロボット研究者たちは競い合って技術を磨き、その成果を産業用・軍事用ロボットの研究に持ち込んでいるのです。

ところがMITでは、機械、電気、計算機、材料などの優れた土台があるにも関わらず、このようなロボット競技に参加するチームは少なく、 ロボット研究への注目は必ずしも高くありません。私たち、ロボットに関心のあるMITの学生数名は、 その原因はロボット関係者同士の連携が希薄であることだと考えました。

Robo・One Workshopでは、 各学科でロボット研究を行っている大学院生が中心となって授業をオーガナイズすることで研究室同士の連携が生まれるとともに、 まだ専攻を決めていない学部生の参加者にロボットへの興味を持たせることができると考えます。また、人型ロボットという題材、 チーム対抗格闘技戦という形式はたいへん注目されやすいため、マスコミや現地企業、各学科の教授をはじめ、多数の賛同者、 見学者を集めることが期待できます。こうした競技を通じて、MITの学生にロボット研究の楽しさを知ってもらい、 MIT学内でロボット研究を盛り上げてゆく一助となることを目指しています。

企画概要

     内容

-学生が8つのチームに分かれ、1チーム (3~4人) ごとに1体のロボットを使用。

-最終日の競技に向けて、学生はロボットの組立て、プログラミング、制御方法などを学ぶ。

-最終日のコンテストは広く告知してマスコミ、企業、教授や学生を幅広く集め、 競技を応援するとともにロボット関係者同士の交流を深める一大イベントとする。

     開催時期

20071月のIAP(Independent Activities Period)期間を予定。

(日本の大学と異なり、MITでは2月から5月の期間を春学期、 8月から12月の期間を秋学期と呼び、 秋学期と春学期の間の1ヶ月間をIAPと呼んでいます。 IAPでは学生が普段の授業で扱われないテーマについて独自に講義をオーガナイズし、 受講者を集めます)

     日程(仮)

1週目 サーボモータ、 PIC、 センサなど学習・演習

2週目 ロボットの組み立て、 基本的なロボットの操作方法の学習

3週目 ロボットの運動学、 動力学 (Matlabを使った演習)

4週目 Robo-oneに向けてチームラボ

     教材

日本で市販されている安価な小型ヒューマノイドロボットと付属のソフトウェア、あるいは独自に開発したものを使用。市販品をもちいれば、 学生は1ヶ月の短い期間でも基本的な組立てや操作を学ぶことができ、 競技に向けたカスタマイズやバランス調整に時間を使うことができます。教材候補として、KHR-1 (近藤科学製・ホビーロボットの過去最高ヒット商品として、2005年日系優秀製品・ サービス賞優秀賞を受賞)を検討しています。

 

* * *

RoboOneは2002年から開催されている日本発の人型ロボット競技戦で、 「当初は歩くことさえおぼつかなかったロボットであったが、倒されて自分で起き上がるのは当たり前、 今では走りながら跳びながらの攻撃をしたり投げ技を繰り出したりするところまできている」。一昨年から日韓戦も行われ、台湾、 マカオなどでも開催されてきたが、アメリカ開催は今回が初。実習1ヶ月は短いが、参加者はMIT生。 彼らの闘争心に火を着けられれば、例によって途方もない底力を発揮してくれるはず。

ちなみに、本家RoboOneでは東大の中須賀先生の力も借りて、2010年に宇宙大会 (!)の開催を構想中。

・月面はまだ難しいので衛星軌道上で開催予定

・地上より遠隔操作

・ 人工衛星とロボットを繋ぐ5メートルの命綱が伸びきったらリングアウト

・環境に合わせた変形は可能、 ただし地上で二足歩行ができることが必須

アメリカでは人型・二足歩行への風当たりは強い。イラクの戦場に車輪駆動のロボットを投入して、実用的な 「成果」を宣伝してるような国から見ると、複雑、不安定、高コストで金になりそうにもない人型ロボットの研究に大量に国の研究予算をつぎ込んで、 「日本は何やってんだ?」と言う人も多い。でもなあ。ケータイでもデジタル家電でもハイブリッド車でも、 夢みたいなことを世界に先駆けてやってモノにしてきたのが日本です。

金じゃなく夢で動ける、宇宙にまでいってしまおうという日本のエンジニアと、 お前らほんとに太刀打ちできるのか? とアメリカ人に一石投じたい・・・というのが、個人的な裏のアジェンダ。来年1月、 ボストンにて。機会があれば是非見に来てください。

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ことの始まりは今年の2月。MITは1月にIAP(Independent Activities Period)という期間があり、1ヶ月の期間さまざまな授業が用意さ...

| URL | 2006-06-20(Tue)15:33 [編集]


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