konpe's 夜の仕事記

民間セクター開発、BoP、Clean Tech

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夏の予定:マケドニア

間もなく1年目も終わりです。とはいえ、期末試験の準備というよりは、相変わらず勝手プロジェクトに精を出す毎日。

今日は夏休みを利用したインターンシップの話。ちょっと珍しい国で仕事してくる予定です・・・行き先は、旧ユーゴスラビア・ マケドニア共和国。

↓こんな所にあります。

サイズ変更macedonia

会社に戻る身としては、普段の仕事であまり体験できなそうなキワモノを見つけたく、多少の「就職活動」をしてました。 世の中には面白い仕事がいろいろあるものだ、と目移りしつつも、結局落ち着いたのは「Sustainable development (持続可能な開発)」という仕事。勤務先は、国連。

国連といっても人道支援とかではなくて、途上国で営利目的のビジネスを支援する専門部隊がある。UNDP GSB (United Nations Development Programme, Growing Sustainable Business initiative)という組織がそれで、重い官僚組織の国連の中で「Strange Animal」と呼ばれ、やたら動きが柔軟で、 なぜか元マッキンゼーの人がいっぱいいる風変わりなところ。

この人達が手がけているのは、「途上国の貧困解消に役立つような、それでいてちゃんと利益が出て持続可能な新規ビジネス」 の機会をみつけて、海外からの投資を呼び込み、政府と民間の橋渡しをしつつ、現地でお金が回る仕組みを作る、といった仕事。BOP (Bottom of the Pyramid:収入レベルが世界で最も低いところ)の40億人がターゲット顧客、を合言葉に、通信、 エネルギー、水・公衆衛生、農業、マイクロファイナンスといった分野を扱っている。

途上国で通信? と最初は思ったものの、収入レベルの向上にとても役立つものらしい。 貧しい農村で通信手段もないところでは農作物の市場価格を誰も知らないせいで、仲買人に搾取されまくってる、とか。 BOPからお金を取るような商売がはたして成り立つもんなのか、とも思ってしまうものの、そこが知恵の使いどころ。 価格さえ下げればニーズは間違いなくあって市場規模も膨大、社会的意義もあるビジネスチャンスだ、、と、日本でもこんな本が出てましたね。

とはいえリスクがとても高い途上国ビジネスに、国連の情報力と政府とのコネ、 中立的な立場を生かして参入支援をやろうというのがGSBの趣旨で、そこそこ実績も上げている。たとえばアフリカのタンザニアでは、 エリクソンと組んで格安かつキャリア間共有の携帯電話インフラを入れ、税制までいじってユーザーコストを7~8割下げ、 1桁台だった携帯電話の普及率を大きく伸ばせる見込みだとか。そんな事業作りをめざしてマーケティングやら市場調査から始まり、 事業機会の特定、ビジネスモデルの設計、パートナー発掘、バリュエーション、ディールそしてオペレーション立ち上げと、 コンサルタントとPEを足したみたいな仕事をやっている。

GSBは国連の中で急成長していて、今のところ7ヶ国(タンザニア、マダガスカル、エチオピア、ケニア、ザンビア、等々) にオフィスがあり、いくつかの国でけっこうな投資ポートフォリオを持っている。この夏に更に大幅拡充を計画中。 東欧に新しく進出するので立ち上げ要員として3ヶ月ほど現地に行ってくれ、ということになった。 具体的にどんな事業を作ることになるのかもまだ全く不明で、そもそも現地のスタッフをこれから雇おうとしている所。

じつは先週まではアルバニアに行く予定になっていたはずが、「現地の情勢があまりよろしくない」ということで急遽、 隣のマケドニアに変更。そりゃ最近までコソボ紛争やってた国だもんな、、、って、隣なら大丈夫なのか? (周りのヨーロッパ人に聞けば、 「だいぶ安全」とのことです。念の為)

マケドニア、貧しいけれど美しい国のようです。アレキサンダー大王が世界帝国を築いた地。ローマ帝国に支配され、 オスマン帝国に支配され、バルカン戦争の舞台になり、、歴史も味わい深そう。ちゃんと勉強してから行かないと。楽しみです。

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