konpe's 夜の仕事記

民間セクター開発、BoP、Clean Tech

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トヨタの強さ

さっぱり更新が滞ってますが、無事です。長い冬休みが明けたと思ったら、授業もその他も垂直立ち上げで目が回りそうです。

さて、先日「第2回スローンジャパン経営勉強会」がありました。大変感銘をうけたので、今日はその話。

これは同級生K氏の発案による勉強会。Sloan日本人同志で、各自これまでの仕事内容、仕事観、展望等を発表し、 お互いのことをもっとよく知り、見識を広めつつ、キャリア相談でもしようじゃないか、という大変意義深い企画。今月初めの第1回も素晴らしかった。

第二回はK氏による直々の「トヨタ生産方式の基礎講座」。

内容はひたすら興味深い。自分などがここで要約できようもないが、はっきり学んだと思えたのは、 カンバンだアンドンだという仕組みがすごいのでもなく、文化だ行動規範だというもやもやで片付けられるものでもない。 きわめて論理的で明快で首尾一貫した思想体系があるから強いのだ、という点。

トヨタの方はよく「当たり前のことを当たり前にやっているだけですから・・」と謙遜するし、聞くほうは 「いやー当たり前のことをやるのがどんなに難しいか」と合の手を入れるが、当たり前と呼ぶ「あるべき姿」 を包括的に描ききっている点がすごい。この思想を生んだ大野耐一さんの本をぜんぶ読みたくなった。

読んでためになった本をいくつか書いている藤本隆宏さんの評: 「トヨタ生産方式の強みは何か。初級者は、在庫が少ないことだと考える。中級者になると、問題を顕在化させ、生産性向上、 品質向上を強制するメカニズムが含まれていることだという。しかし、上級者は何と言うか。問題を顕在化して解決する作業を繰り返すうちに、 問題がない状況が不安になって、みんなで一所懸命問題を探し始めることだ」  「何万もの社員が、 いわば問題解決中毒になっているような状態。それがトヨタの凄みだ」、、、ほんとうだなあ、と思う。

* * *

仕事だけじゃなく、人生に採り入れたいと思った言葉。

1.品質は工程で造り込む (不良を後工程に流さない)

2.改善は巧遅より拙速を尊ぶ

3.行動の中から思想が生まれる

K氏ありがとう、また教えて下さい。

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コメント


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こちらでははじめましてです.
トヨタの強さですか…
強さというのはなかなか私には分からないですが,K平の日記を読んで思ったことは確かに「問題解決中毒」になっている人が多いような気がします.
私自身,今までは学術的な分野で理論だの手法だのという机上の空論的な話を展開してきた感があるのですが,トヨタという会社の人は「現地現物」というのでしょうか,納得できるまではそういった一般的な手法ですら信用しない.
それを自分で(納得できるまで)確かめる姿勢があるような気がします.だから動きが遅いと言えば,遅い様な気がしますが,問題が最小限で納まっているような気がしますね.
日本の企業全般に言えることかもしれませんが,トヨタなどのものづくりの姿勢は「擦り合わせ」の文化と言われていますよね.でも,そこにこそ欧米にはない手法があるのだと思っています.それを誰も体系化することができない(説明しにくい)面があるのが問題で,漠然とトヨタ生産方式と言っているような気がします.
実は,そこには独特な理論であったり,手法があるのだとの認識です.

ichida@TMC | URL | 2006-02-20(Mon)22:41 [編集]


おおichida氏。
PC/ITの「組み合わせ」に対して自動車/一部家電の「擦り合わせ」こそ日本の強さ、という議論、同意です。独特の理論、手法に加えて強固な信頼関係と長期コミットがあってなせる技でしょうね、労使にしても購買にしても。
メカの世界の勝ちパターンを、(ichida氏がやってるような)エレキ・ソフトの比重の高まりをうけてどう守るのか/変えるのか、とても注目してます。その先にあるのが、まだ見ぬロボット産業の姿ではないかと・・。

konpe | URL | 2006-02-21(Tue)04:51 [編集]


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